総括質問 ヤングケアラーについて
2022.10.25 <日記>
ヤングケアラーについて前橋市ではどのように考えてるのか?
まずは、アンケート結果からの対応について
1 子育て施策について ヤングケアラー
① アンケート結果を踏まえた対応について
(質問)
次に、近年、問題視されているヤングケアラーについてお聞きします。
本市ではヤングケアラーの周知や実態把握を目的に令和3年9月に小中学生を対象にアンケートを実施しました。
アンケートの結果によれば、「世話をしている家族がいる」と答えた児童生徒について本市の状況は小学生で3.2%、中学生2.1%でした。これは厚生労働省が発表した全国数値の小学生6.5%、中学生5.7%と比べていずれも低い状況が確認できますが、このアンケート結果についてどのように捉えているか、また、アンケートを踏まえた対応について伺います。
(答弁)
アンケート結果についてですが、集計の際に明らかにヤングケアラーではないと思われる内容を取り除くなど丁寧に精査した結果、全国数値よりも低くなったものと捉えております。一方で、本市においても一定数支援が必要な児童生徒が存在することが明確になったと捉えております。
アンケートを踏まえた対応についてですが、適切な支援につなげていくためには、支援を必要とする児童生徒を早期に発見・把握することが不可欠であると考えます。そこで、各学校で児童生徒に対して毎月実施している生活アンケートに、ヤングケアラーに関する項目を追加し、全校で把握に努めていただくよう教職員を対象とした研修会を通して各学校に依頼しました。
今後、生活アンケートの活用に加え、支援を必要としている児童生徒が本音を表現できるよう、教職員との信頼関係づくりや組織的な教育相談体制づくりを推進していくとともに、これまで同様福祉部との連携を強化して、教育、福祉の両面から対応を進めてまいりたいと考えております。