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学校休校につき、保護者の皆さんのご参考になれば。。。

2020.03.01 <日記

前橋市では、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、小中学校、特別支援学校は3月4日(水)から3月25日(火)まで休校となります。高校は3月23日(月)まで休校。2日と3日は給食があります。
休校にあたって、共働き家庭等で、日中の子どもの対応が不可能な家庭の児童生徒については自前調査に基づき学校に居場所(スクールホーム)の配慮を行います。配慮児童生徒への対応として、
●健康状態を確認の上、学校で過ごせるように対応
●登下校の送迎、校内でのけが、事故、体調不良については保護者対応とすること
●4日以降の給食対応については、各家庭でお弁当を用意していただきます。
●学校の受け入れ時間は朝の8時半から放課後児童クラブの開始までを基本とする。実態調査の上、調整する
●放課後児童クラブは通常通り実施
●休校中の過ごし方や学習材料等は学校から提供する

情報収集として、前橋市HPや広報に注意していてください。

追記

人生とは突然、思いも寄らない出来事が起こることがある。そんな時に嬉しい連絡。感動で涙。最近、涙腺が弱い。

新型コロナウイルスの感染リスクに備え「全国小中高に休校要請」が国から出た直後、元総社南小学校のPTA会長の木村さんから連絡があった。
「学校の空き教室で臨時学童保育をやりたいと思います。手伝ってくれる有志もいます」私は「すぐ校長先生や自治会長にも相談してみてください。私もしっかり応援します」と答えた。

その後、学校側で子どもたちを受け入れる体制(スクールホーム)の指示が出た。
元総社南小のPTA有志は、月曜の希望調査で方向性を確定していく予定である。

なんと頼もしいことか。。
これこそが地域ボランティアの連携システムである。PTAの保護者と地域の団体と学校が一体となって危機を乗り越えようとしている。

【スクールホームにご協力をお願いします】

前橋市民のみなさまへ 令和232

前橋市長 山本龍

 

【小中学校「一斉休校」に伴う小学校と特別支援学校(初等と中等部)が児童を預かり居場所を作るスクールホームへのご協力のお願い】

前橋市内で子育てをされているご家庭の皆さま、そして校長先生はじめ教職員の皆様、PTAの皆様、地域の方々、いつも子供たちのためにそれぞれの現場でご尽力いただきましてありがとうございます。今回の前橋市内の小学校、中学校、特別支援学校の「一斉休校」措置に伴い、前橋市は"スクールホーム"を実施致します。"スクールホーム"はみんなの善意と協力と健康を守るという意思によって運営される子どもの居場所です。

学校と地域の連携の中で"前橋スクールホーム"の形は各校長先生はじめ学校側と地域の関係性の中でそれぞれの手法があるでしょう。地域の知恵、保育力、人材の力を借りて、どうぞ25日までの期間だけではなく未来へ続く"スクールホーム"にしたいと考えております。

前橋市教育委員会は、疫学上の管理体制を構築して、子ども達の健康管理を保護者と協力しておこなっていきます。"スクールホーム"を安全な居場所にしなければこの取り組みの意味を失います。保護者の皆さんにも一緒に取り組んでいただきたいと思います。

 

【家庭での対応のお願い】

"スクールホーム"を利用しない保護者さんへも、期間中の子どもの健康と生活習慣、学習と運動にご留意ください。期間中の学習課題や生活への手引きも各学校で用意します。よろしくお願いします。

 

【市長の考え】

政府が休校を要請した根拠は「ここ2週間が感染拡大防止に極めて重要であるという疫学的な判断」からです。政府の発表以来、前橋市教育委員会や健康部、福祉部を中心に議論を重ねてきました。

 

学校を休みにしたら共働き家庭や、身体が不自由なお子さんがいる家庭はどうなるのかという様々な課題があることは承知しております。

 

子供や若者の感染は重症化しない、現時点で群馬県内では流行していないというご意見があることも承知しております。

 

しかし、未知の部分が多い病のため、今後事態が悪化する可能性があります。流行した後に対策を取っても手遅れです。

大人数集まる場所を減らすことが感染リスクを小さくするという政府の提言を踏まえ、前橋市長として、「被害を最小化して前橋市民の命、健康を守ることを最優先したい。」と考え「一斉休校」の実施を決断しました。

 

いくつもの課題から「一斉休校」を実施する事への社会への影響を鑑み、「スクールホーム案」の検討を行ってきました。社会の混乱を回避して、子どもたちを育むためにも居場所を確保することが必要だと考えたからです。そして、子どもの受け皿を教育委員会の裁量で作れると話し合い取り組んだ結果が"スクールホーム"という解になりました。

 

市民の皆様から様々なご意見があること、そして未だ様々な課題があることは承知しておりますが、私は前橋市民の安全を最優先して、感染、流行を可能な限り防ぐため、現時点で考えられるベターな選択をしました。残された課題については、随時解決できるよう、"スクールホーム"を進めていく上で、検証しながら改善してまいります。

 

これらの施策が出来るのも、教育委員会、学校、保護者の連携が準備された蓄積があったからです。前橋市民の皆さま、市を支えた先輩方に感謝申し上げます。

 

重ねてのお願いですが、"スクールホーム"は誰かを楽にするためにではなく社会を支えようとする、保護者、地域、学校、教委・・・すべての関係者の善意と信頼によって運営されます。前橋の子供たちを守り、育て、そして未来へ繋ぐために、各位のご協力をお願いします。そして、この困難を一緒に乗り越えましょう。

 

 

○概要

・前橋市は政府方針に従い、基本的には一斉休校を行う。

・しかし共働き家庭などで日中の子どもの対応が不可能な家庭への配慮を行う。

・3/2月曜 3/3火曜 3/26は休校せず登校とする。

・3/4~3/25からは休校とするが、子どもの居場所としての

新しい価値を持つ場所として教育委員会は社会へ提供する。

※"スクールホーム"と名付ける。

卒業式は卒業生と保護者で行う。

 

―スクールホーム実施案骨子―

・健康を確認出来た子どもに限定する。※検温報告は家庭の義務とする

・保護者の対応が不可能な時間に児童生徒が利用できる。

・登下校は各家庭の責任で行う

・給食は提供しないのでお弁当の対応を家庭にお願いする

・基本は自学自習であるが、学校が学習プログラムを編成する

・上記の為に社会の教育力や保育力の応援を受け入れる。

・このスクールホームを利用しない児童生徒へは家庭での学習や健康管理、運動や生活習慣の見直しをお願いし、学校は補習用宿題を提供する。

あらいみか(新井美加)

あらいみか事務所

〒371-0846 前橋市元総社町 2274
tel: 027-289-6469 fax: 027-252-0143
mail: info@araimika.com