ひまわり
2021.07.30 <日記>
20代の頃にソフィア・ローレンの「ひまわり」という映画を観て、
意味がわからずに「なんだか寂しい暗い映画」と思ったまま時が過ぎ、
オードリー・ヘップバーンや ヴィヴィアン・リーに夢中になっていた30代。
40代後半でもう一度、「ひまわり」を観た時、主人公の切なさや悲しさと反比例するかのように、地面いっぱいに咲き誇るひまわりがスクリーン全体に映し出され、なんとも悲しくて声をあげて泣いた。
美しすぎる主人公の深い悲しみとサンフラワー(ひまわり)が実はぴったりであった。ソフィア・ローレンしか演じきれない情緒ある迫真の演技。
あれから何度も何度も「ひまわり」を観た。だから夏になると大好きなひまわりが花屋や街角を飾り、嬉しいのだが、なぜか悲しくなる。
さて、今月で私は50代の後半。ひさしぶりに「ひまわり」を観てみようと思う。