前橋前橋市議会 建設水道常任委員会 区画整理事業について
2020.09.25 <日記>
令和2年度 第3回定例会(建水決算審査) 新井 美加 委員
(質問)
西部第一落合土地区画整理事業について
西部第一落合土地区画整理事業についてお伺いいたします。
西部第一落合地区は、JR新前橋駅や関越自動車道前橋インターチェンジから近距離の国道17号に隣接した恵まれた立地条件でありながら、道路等の公共施設整備が立ち遅れ、有効な土地活用が図れなかったことからも、土地区画整理事業への期待は非常に大きなものとなっております。
平成30年に事業が開始され、昨年度には土地区画整理審議会が発足し、関係権利者へ仮換地の原案が発表されるなど、具体的な動きが見えてきております。
また、昨年度の決算額は約1億円とあり、事業が本格的に動き出したものと思っております。
そこで、西部第一落合土地区画整理事業の令和元年度における事業の内容についてお伺いします。
(答弁)
令和元年度における西部第一落合地区の事業内容についてですが、仮換地原案の作成、埋蔵文化財調査及び測量業務等の業務委託を行っており、決算額のうち約9千5百万円が委託料となっております。
(質問)
本事業について、調査等の業務が着々と進められていることは分かりました。
仮換地の原案については、本年2月の発表後に関係権利者の意見を集約するための意向調査が実施され、仮換地指定に向けた調整が行われていることは承知しております。関係権利者においても、提出した意見がどのように仮換地の指定に反映されるのか、とても関心が高いものと思います。
そこで、関係権利者からの意見を踏まえ、今後、仮換地指定がどのように進められるのかお伺いします。
(答弁)
仮換地指定の進め方についてですが、まずは仮換地原案に対する意見書を提出いただいた方々の意向を個々に精査し、現在では仮換地調整案の作成を進めております。
今後、仮換地を指定していくことになりますが、作成した仮換地調整案を基に関係権利者との折衝を行いながら進めてまいります。また、より高い事業効果を得られるよう、地区の整備計画と事業進捗に合わせた仮換地指定を行いたいと考えております。
(質問)
仮換地指定の進め方については理解いたしました。
本地区では、長年の課題となっている西部環状線をはじめとした幹線道路の整備など、土地区画整理事業を進めることで交通危険個所の解消や防災面における安全が確保でき、非常に高い事業効果が期待できるものと考えております。
今年度の当初予算では約7千6百万円が計上されておりますが、本補正でも追加計上されるとお聞きしています。
そこで、西部第一落合土地区画整理事業における今年度の予定についてお伺いします。
(答弁)
今年度の予定についてですが、設計業務などの委託料のほか、本補正での増額により、地区の西側を流れる染谷川の新たな橋梁工事の発注を予定しております。
本地区は地区内の道路が狭小であり、工事を実施するための大型車両の進入が困難であることから、今後の工事を円滑に進めるために、地区内への進入路となる新橋を先行して整備したいと考えております。
(要望)
西部第一落合地区を南北に縦断する、国道17号の元総社町南交差点から北に延びる西部環状線の早期開通は、住民の方のみならず市民の方々の強い要望であります。
私が何度も申し上げてきた、群馬県で一番危険な道路、魔の道路です。
しかし、いよいよ始まるという感じが致します。
今年度には地区内整備の出入り口となる染谷川に架かる橋梁工事が発注されるとのことですので、地元の期待も高まるものと思われます。
地元の方々もこれができれば目に見えてくる工事として実感がわくと思います。
今後の仮換地指定や工事発注等、これまで以上に忙しくなることと思いますが、引き続きのご尽力をお願い致します。