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前橋市議会 9月定例会 総括質問 子育て女性の支援について

2017.09.14 <日記

(質問)

1 子育て女性の支援について

 (1) 保育士の処遇改善

保育士については、全国的に保育士不足と言われており、これは保育士の処遇が他の業種よりも低いことが大きな要因の一つと言われております。

保育士の処遇については、国においても対策を図っており、改善の傾向にあると考えております。

平成27年度からの子ども・子育て支援新制度では、施設型給付費の処遇改善加算として、賃金が加算されており、また、今年度においても、保育士のキャリアアップの仕組みの構築を支援するため、技能や経験に応じた処遇改善の制度を創設したようですが、この概要と本市の状況について、伺います。

 

(答弁)

 保育士の処遇改善の概要についてでございますが、「処遇改善等加算Ⅱ」として、保育士の処遇改善のため今年度創設された制度で、中堅以下の保育士の職務・職責に応じ処遇改善を行うことになります。

具体的には、経験年数が概ね7年以上の職員に対しまして、園長、主任保育士に次ぐ、副主任保育士等の中堅の役職を創設し、施設の職員数の概ね

1/3を対象に、該当職員の給与を月額4万円加算する制度でございます。

また、若手保育士のリーダー的位置付けの職員を分野別のリーダー等とした場合、こちらも職員数の概ね1/5を対象に月額5千円を加算する制度でございます。

本市の状況についてでございますが、先月、県において県内自治体や保育施設を対象に開催されました説明会に参加したところでございます。今後、市内の関係保育施設に対しまして、資料配付及び説明を行なうとともに、具体的な手続きを進める予定となっております。

また、この処遇改善加算の実施にあたりましては、本市といたしましても、該当となる各保育士の給与が適切かつ確実に改善、向上されたかどうか、その結果について十分確認できるよう対応してまいりたいと考えております。

(要望)

「保育」の充実とは、「人材」の充実につながります。

処遇改善で質の高い保育運営を要望します。

(質問)

(2)児童クラブ支援員の処遇改善

  引き続き、放課後児童クラブについてお聞きします。

  18時30分を超えて開所している放課後児童クラブに対しては、保育士と同様に、放課後児童クラブの支援員に対する処遇改善事業が行われておりますが、新たに平成29年度からキャリアアップの仕組みを導入するとのこととお聞きをします。

そこで、その概要と本市の状況についてお伺いいたします。

 

 (答弁)

  今年度、新たに創設されました「放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業」についてですが、これは、支援員の勤続年数や研修実績等に応じて加算するものでございます。

具体的には、放課後児童支援員認定資格研修を受講した放課後児童支援員には月額約1万円を、また勤続年数が5年以上で、一定の研修を受講した者には月額約2万円を、更に勤続年数が10年以上で、マネジメント的立場の者には月額約3万円を支給するものです。

なお、このキャリアアップ処遇改善事業に係る研修についてですが、群馬県が行います放課後児童支援員等資質向上研修として、9月22日以後、県内4か所で実施することとなっており、保護者との連携や子どもの発達などについての、専門性の高い研修が行われることとなっております。

本事業につきましては、9月補正予算議案として提出させていただいているところでございます。

 

(要望)

引き続きの対応をお願いいたします。

 

あらいみか(新井美加)

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