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おすすめの本 パート2

2015.04.30 <日記

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首相も座右の銘としている「至誠にして動かざる者未だ之れ有らざるなり(孟子)」ですが、私もこの言葉を座右の銘としたいと思っています。

この言葉を自分の思想・信念の根幹としたのは吉田松陰であり、松陰は亡くなる前に小田村伊之助(松陰の義弟、のち楫取素彦と改名)に渡した書の中で「至誠にして動かざる者未だ之れ有らざるなり。吾れ学問二十年、齢亦而立なり。然れども未だ能く斯の一語を解する能はず。今茲に関左の行、願わくは身を以て之れを験さん・・・」と記述しています。

 
「至誠にして動かざる者未だ之れ有らざるなり」を訳すと「誠を尽くして動かしえないものはこの世には存在しない」という感じの言葉になると思います。

 

真心を尽くして、わかってもらえないはずはない・・そんな意味合いもあり、現在の政治にも通じるものです。

 

吉田松陰がこの言葉を託した小田村伊之助(楫取素彦)は、初代群馬県令となり、数々の偉業を成し遂げました。
そして今、大河ドラマ「花燃ゆ」で現代の私たち前に現れ、その歴史を教えてくれます。主人公は松蔭の妹の文で、女性も活躍した幕末を描いています。

ご紹介したこの本は幕末維新の「もうひとつ」の物語です。

あらいみか(新井美加)

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