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昨年12月の議会においての総括質問と今年度の予算

2015.02.19 <日記

以下は昨年12月の私の総括質問です。
こういった総括質問を踏まえて、新年度の施策予算を決めることもあり、
議員は市民がなにを必要としているか・・日々、アンテナを高く張り巡らせている必要があるのです。
今回はこの質問と関係性があるなしではありませんが、
消防団の処遇改善が行われました。
災害手当、警戒手当、訓練手当が少しですが引き上げられました。


(質疑)
国の成長戦略の焦点となっていた「女性活躍推進法案」は衆議院の解散総選挙で廃案先送りとなりましたが、「2020年に指導的地位に占める女性の割合30%」という目標により、女性が輝く社会づくりは地方でも着実な方法で進んでいくべきと考えます。

 そこで、本市においての「女性の社会進出」について、
(1) 災害時における活躍の場として

①  女性消防団員・女性消防隊・女性防火クラブについてお聞きします。

  前橋工科大学で行われました、総合防災訓練に私自身参加させていただき、大災害時に備えた消防局と消防団が連携した各種訓練などとともに、避難所においては陸上自衛隊のほか、女性消防隊員や女性防火クラブ員による炊き出し訓練などを見ることができ、女性が活躍する姿にとても感動いたしました。

本市におきましては、平成24年度の女性消防団員の任用にはじまり、5名からスタートした女性団員も、本年11月1日現在では13名に増員したとお聞きしております。

また、火災予防の普及啓発などで活躍する女性の組織として、女性消防隊や女性防火クラブがありますが、女性消防隊につきましては、大胡・宮城・粕川・富士見地区で設立されており、また、私の地元においても活躍している女性防火クラブは、現在14クラブが設立されていると伺っております。

そこで、女性消防団員、女性消防隊そして女性防火クラブの活動について伺います。

 (答弁)

始めに女性消防団員の活動についてでございますが、本市消防団員の一員として現在13名の女性消防団員が各部に配属されており、活動は基本的には男性と同じで、昼夜を問わず災害現場に出動し災害防御活動を行っております。

次に、女性消防隊の活動でございますが、大胡・宮城・粕川・富士見の4地区で設立されており、各分団の下部組織として分団長の指示のもと、住宅への防火訪問や各地区の行事等に参加するなど、防火・防災の普及啓発活動を行っております。

 (質疑)

次に、女性防火クラブについてでございますが、住宅への防火訪問や各地区で行うイベント、行事等に参加し、火災予防の普及啓発活動を行うとともに、炊き出し訓練の実施など、幅広い活動を行っております。

 女性消防隊、女性防火クラブにつきましては、いずれも、女性による防災組織として、災害発生時には欠かせない存在であり、中でも女性消防団員につきましては、男性と同様に災害活動に対応していただいていることは理解いたしました。

災害時における活躍の場として

②  女性の視点を生かした活動ついてです

 平成23年に発生いたしました東日本大震災を例に挙げさせていただきますと、女性防災組織の活躍によりまして、災害発生直後からの炊き出しや救援物資の仕分け、さらには避難所の運営など、未曾有の大災害の中、様々な場面で献身的にご尽力いただいた状況を報道等で知りました。

 この時の活動では、女性ならではの視点から、災害弱者とされる高齢者や妊産婦、乳幼児に対し、きめ細やかな心配りがあり、同じ女性として深く感銘を受けました。

 そこで、本市において女性防災組織として結成されている女性消防隊と女性防火クラブが、本市に大きな影響を及ぼす大災害が発生した場合に、どの様な活動を期待されているのか伺いたい。

 (答弁

 女性消防隊、女性防火クラブにつきましては、地元の自治会等と密接な関係にありますので、災害発生時には避難所における炊き出しや救援物資の仕分けなど、後方支援的な活動を担ってもらうこととなります。

 また、女性ならではのきめ細やかさや視点から、女性特有の問題への対応や精神的なケアなど、男性ではできない重要な活動を期待しているところでございます。

(要望)

先日、テレビのニュースで、災害時の避難所でおむつがなくて困っている時、バスタオルを裂いて、おむつ変わりにしたという経験談などが紹介されていました。こういったアイディアは女性ならではの「機転」かもしれません。

 本市が被災地となった場合につきましても、女性の視点を反映した災害対応は重要であり、多いに期待いたしますので、今後も女性消防団員とともに女性消防隊及び女性防火クラブの育成、強化に努めていただきたいと思います。ところで、県内においての消防団員全体の動向としましては長く減少を続けてきた消防団員数に下げ止まり傾向が見え、女性消防団員が増加している市もあるということです。

また、本市女性消防団員につきましては、来年度開催される全国女性消防操法大会に群馬県代表として出場することが決定していると伺っております。

 このような女性消防団員の活動内容を広く周知していただくために、フェイスブックなどに映像を含めた記事を掲載していただき、女性が見て共感するような、憧れる活動の場として紹介し、多くの人にPRする機会を作ることで、女性消防団員の増員を図っていただきたいと思います。

 

 

あらいみか(新井美加)

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