視察報告 久留米市の公共交通について パート1
2013.05.27 <日記>
1、 久留米市の公共交通について
久留米市の公共交通の取り組み
1) 路線バス補助(平成13年度~)
平成25年度の対象は市内27路線中9路線
2) コミュニティバス (平成16年度~19年度)
定例定路線型(ワンボックス車両を使用)
3) コミュニティタクシー(平成21年度~)
タクシー利用に対する定額補助
4) デマンド乗合タクシー(平成24年度~)
区域運行定時ダイヤ型(タクシー車両を使用)
とくに注目すべき点
○コニュ二ティバス運行状況と検証結果
※運行状況
・利用者 4人~11人/日
(0.3~1.1人/便)
・経費 1.500円~4.000円/人
○検証結果
※利用者が望む目的地まで行けない
⇒バス事業者とのルート調整が困難
※便数が少ない、バス停までの移動が面倒
⇒マイカー利用者を超える魅力がない
※利用者が少なく(他の移動手段がある)輸送効率が悪い
今後の業況
定時定路線の運行形態では、事業を継続することは困難と判断
○コミュニティタクシー制度の検証(~H23)
※登録者は75歳以上の女性(非免許所有者)が多い
※利用者の平均利用回数は19回/年
◎利用先は病院、店舗が主体
◎平均利用額(タクシー利用料)は877円。300円の補助があっても利用者は約600円の負担が必要
今後の状況
補助上限(50万)に達する校区もあり、登録者の9割が継続を希望する。